「お母さんにLINE通話をかけたら、コール音が鳴った瞬間に『ツーツー』と即座に切断されてしまった。何度かけ直しても1〜2秒で強制終了してしまう……。私のスマートフォンが壊れたの? それとも、もしかして私、着信拒否されている?」
今、そんな不安と焦りで胸がいっぱいになり、急いでこのページを開いてくださったのですね。
大丈夫です、まずは大きく深呼吸をしてください。元ショップ店長の私が最初にお伝えしたいのは、LINE通話が即座に切れる現象は、相手にブロック(着信拒否)されていると決めつける必要はなく、スマートフォン本体の故障とも限らないということです。
焦ってLINEアプリを削除したり、有料の復元ソフトを探したりする必要はありません。この記事でお伝えする「データを消さない安全な3つの確認手順」だけを一緒に試してみましょう。大切なトーク履歴を守ったまま、原因を落ち着いて切り分けられます。

CHECK
【この記事の監修・執筆者】
結城 浩(ゆうき ひろし) / スマホトラブル解決アドバイザー(元大手キャリアショップ店長)
過去10年間で累計5,000件以上のスマートフォン・アプリのトラブルを解決。徹底して「読者の大切なデータを失わないこと(データ消失ゼロ)」を最優先とした、安全確実なサポートに定評がある。パニック状態のユーザーの隣に座り、「大丈夫ですよ、壊れていません」と優しく伴走するトラブルシューティングを信条としている。
【結論】「ツーツー」と即切れる原因はブロックだけではありません
LINE通話がかけた瞬間に切断されると、真っ先に「相手に避けられているのではないか」と不安になるお気持ちはよくわかります。しかし、2026年4月時点のLINE公式ヘルプでも、音声通話やビデオ通話が開始できない・終了してしまう場合の確認項目として、マイクやスピーカー、LINE内の「通話の着信許可」などが案内されています。
つまり、LINE通話がすぐ切れる場合は、人間関係の問題よりも、まず設定や通信環境を疑うほうが現実的です。ブロックや着信拒否との違いをより詳しく確認したい場合は、LINE通話の着信拒否との違いもあわせて確認しておくと、不安を整理しやすくなります。
症状別に見ると、主な切り分けは次の通りです。
- 相手にブロックされている可能性を考える場面:メッセージに既読がつかない、通話がつながらない状態が長く続くなど、複数のサインが重なっている。
- 設定や通信のエラーが疑われる場面:1〜2秒で「ツーツー」と即座に強制終了する、特定のWi-Fi環境だけで失敗する、マイク許可を変えた直後に症状が出た。
相手に嫌われたと決めつける前に、まずは安全に確認できる設定から見直しましょう。ここから紹介する手順は、トーク履歴や写真を消さずに試せるものだけに絞っています。
警告:焦って「LINEアプリの削除」は絶対にやめて!
通話ができないからといって、ご自身の判断で「LINEアプリの削除(アンインストール)」を行うことは絶対にやめてください。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 通話の不具合を直す目的で、LINEアプリ自体をスマートフォンから削除するのは危険です。
なぜなら、この点は多くの方が焦って見落としがちですが、事前のバックアップ設定を完了していない状態でLINEアプリを削除すると、ご家族との大切なトーク履歴や思い出の写真を失うリスクがあるからです。今回の不具合は、アプリ削除で直すよりも、通信や設定を順番に確認するほうが安全です。
問題の原因はアプリの破損ではなく、一時的な通信の乱れや設定の許可漏れであるケースが少なくありません。データを守るためにも、アプリには触れず、以下の安全な手順に進みましょう。
データ消失ゼロ!1分で通話を復活させる安全な3ステップ
LINEアプリのデータには影響を与えない、簡単で安全な3つの確認手順を順番に解説します。専門用語は使いませんので、スマホが苦手な方も落ち着いて進めてください。
ステップ1:Wi-Fiをオフにしてモバイル通信(4G/5G)に切り替える
最初に疑うべきは、ご自身の通信環境です。特に「Wi-Fiにはつながっているのに、実際の通信が不安定」という状態では、LINE通話の開始直後に切断されることがあります。
まずは次の手順で、Wi-Fiが原因かどうかを切り分けましょう。Wi-Fi環境でLINE通話が途切れやすい場合の詳しい対処は、Wi-FiでLINE通話が途切れる時の直し方も参考になります。
- スマートフォンの画面右上から下にスワイプ(または下から上にスワイプ)し、「コントロールセンター(クイック設定パネル)」を開きます。
- 扇形の「Wi-Fiアイコン」をタップしてオフ(灰色)にします。
- 携帯電話会社の電波(4Gや5G)のみで、再度LINE通話をかけてみてください。
(※モバイル通信ではデータ通信量が発生する場合があります。確認が終わったら、Wi-Fiはオンに戻しておきましょう)
ステップ2:スマートフォン本体の「マイク権限」を確認する
次に確認するのは、スマートフォン本体のプライバシー設定です。LINEにマイクの使用が許可されていないと、通話の開始や音声のやり取りが正常に動かない場合があります。
アップデートや機種変更のあとに、マイク権限がオフになっているケースもあります。以下の手順で、iPhoneとAndroidそれぞれ確認してください。マイク関連の症状が強い場合は、LINE通話のマイク権限の直し方もあわせて見ると、原因をさらに絞り込めます。
10秒で確認!LINEのマイクアクセス許可手順
- iPhoneの場合:スマホ本体の「設定」アプリを開き、下部へスクロールして「LINE」をタップします。
- 「マイク」のスイッチが緑色(オン)になっていることを確認します。
- Androidの場合:「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」→「マイク」の順に開き、「許可」になっているか確認します。
マイク権限がオフになっていた場合は、スイッチをオンにしてから再度LINE通話を試してください。通話はつながるのに「相手の声が聞こえない」「自分の声が届かない」という症状が残る場合は、LINE通話で声が聞こえない時の確認手順も役立ちます。
ステップ3:相手のLINEで「通話の着信許可」がオンになっているか確認する
ステップ1とステップ2をご自身で試しても直らない場合、相手側のLINE設定が原因になっている可能性があります。
相手がLINEの設定画面で「通話の着信許可」を誤ってオフにしていると、LINE通話を受けられない状態になります。LINE公式ガイドでも、この設定をオフにすると、着信だけでなく不在通知などのメッセージも拒否されると案内されています。
また、相手が自分を友だち追加していないなど、相互友だちの関係ではない場合も通話がうまくいかないことがあります。思い当たる場合は、LINEメッセージや通常の電話で、落ち着いて設定を確認してもらいましょう。
【例文付き】相手に設定変更をお願いする時の角が立たない伝え方
原因がお母様側の設定ミスだったとしても、「お母さんの設定がおかしいから通話できないよ」とダイレクトに伝えると、機械が苦手な方は「自分のせいで壊してしまったのでは」とショックを受けてしまうかもしれません。
お互いに気まずい思いをしないために、「LINEの設定が変わっているかもしれない」というニュアンスで、以下のメッセージを送ってあげてください。
【そのままコピペして使える送信テンプレート】
(※テキストを長押ししてコピーし、そのまま相手のトーク画面に貼り付けてください)
お母さん、さっきLINE電話かけたんだけど、すぐ切れちゃった💦
もしかするとLINEの通話設定がオフになっているかもしれないみたい!
時間がある時に、LINEの「ホーム」右上の歯車マーク(設定)→「通話」→「通話の着信許可」が緑色(オン)になってるか、念のため確認してみてくれる?
直ったらまたお話ししようね!
このメッセージであれば、相手を責めることなく、自然に設定の確認を促せます。
もう焦らない!正しい設定で大切な人との通話を楽しもう
LINE通話が即座に切断される現象は、ブロックやスマートフォンの故障と決めつける必要はありません。まずは、データを消さずに確認できる項目から順番に見直すことが大切です。
- 「Wi-Fiのオフ」による通信のリフレッシュ
- 「マイク権限」の許可
- 相手の「通話の着信許可」の確認
この3つのポイントを押さえておけば、大切なデータを失うリスクを避けながら、原因を安全に切り分けられます。まずはご自身のスマートフォンの通信環境とマイク設定を確認し、必要であればお母様にメッセージを送ってみてください。無事に通話がつながり、ホッとした笑顔でお話しできることを願っています。
【参考文献リスト】
本記事は、読者の皆様に安全な解決策を提供するため、2026年4月時点で確認できるプラットフォームの公式情報を参考にしています。アプリの仕様や画面表示は、LINEやOSのアップデートにより変更される場合があります。
- LINEヘルプセンター(LINEヤフー株式会社): 音声通話やビデオ通話の問題
- LINEみんなの使い方ガイド(LINEヤフー株式会社): 無料で音声通話やビデオ通話をする
- LINEみんなの使い方ガイド(LINEヤフー株式会社): 通知の設定(iPhone)
- LINEみんなの使い方ガイド(LINEヤフー株式会社): 通知の設定(Android)
トラブル解決!LINE通話に関するよくある質問 (FAQ)
これまで多数のスマホトラブルを解決してきた経験に基づき、ユーザーがつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
「通話の着信許可」がオフになっていると、発信する側にも影響しますか?
相手側でオフになっていると、こちらからの通話がつながらない原因になります。
「通話の着信許可」は、LINE通話を受けるための重要な設定です。相手側でオフになっている場合、こちらが正しく発信しても相手に着信が届かず、結果として通話できない状態になります。自分側でもLINEヘルプの案内に沿って、通話設定やマイク・スピーカーの状態を確認しておくと安心です。
相手にブロックされているか、LINE通話以外で確認する方法はありますか?
LINE公式には、ブロックを直接確認できる機能はありません。
インターネット上ではスタンプのプレゼント機能で推測する方法が紹介されることもありますが、相手が本当に同じスタンプを持っている可能性もあるため、確実な判定方法ではありません。通話が即座に切れるだけでブロックと断定せず、通信環境・マイク権限・通話の着信許可を先に確認してください。
LINEアプリを最新版にアップデートしてもデータは消えませんか?
はい、通常のアップデートであればトーク履歴などのデータは基本的に維持されます。
App StoreやGoogle Playストアから「アップデート」ボタンを押して最新版に更新する操作は、アプリの削除(アンインストール)とは異なります。データを維持したまま不具合修正を反映できるため、通話トラブルが起きた際は、OSの更新と合わせてアプリが最新版になっているか確認することも有効です。ただし、操作前にバックアップ状況を確認しておくと、より安心して進められます。



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