いつも通り家族に電話しようとしたら、急にLINE通話ができなくなって、本当に困ってしまいますよね。「私が何か壊してしまったのかな」と不安になっていませんか。
でも、ご安心ください。LINEで電話できない時は、スマホの故障ではなく、マイクの許可、通信環境、音量、LINEアプリ内の通話設定を見直すだけで解決することが多いです。
この記事では、難しい専門用語をできるだけ使わず、一番簡単で安全な確認から順番に試せる「5分で解決チェックリスト」をご用意しました。iPhoneとAndroidの設定手順も分けて紹介するので、画面を見ながらゆっくり進めてください。
[著者情報]
この記事を書いた人:田中 恵(たなか めぐみ)
モバイルアドバイザー
元大手通信キャリアのサポート担当として、10年間で5,000件以上のお悩みを解決してきました。特に「急に動かなくなった」というご相談を一番多く受けてきた経験から、一番やさしい解決方法をお伝えします。
まずはコレだけ!LINE電話できない時の5分チェックリスト【簡単順】
難しい設定は後回しで大丈夫です。LINEで電話できない時は、まず簡単なものから順番に確認しましょう。
いきなりLINEアプリを削除したり、トーク履歴に関係する操作をしたりする必要はありません。2026年6月時点のLINE公式ヘルプでも、通話の問題がある場合は、スピーカーやマイク、通話の着信許可、マイク権限、通信環境などを確認するよう案内されています。
まずは次の順番で試してください。
| 順番 | 確認すること | よくある症状 |
|---|---|---|
| 1 | スマホの再起動 | 急に発信できない、アプリの動きが重い |
| 2 | 機内モード・通信環境 | 発信できない、ネットワークが不安定と出る |
| 3 | 通話音量・スピーカー | 相手の声が聞こえない |
| 4 | マイクの許可 | 自分の声が相手に届かない |
| 5 | 通話の着信許可 | 相手からのLINE電話を受けられない |
一つずつ確認すれば、どこに原因があるのか分かりやすくなります。
1. スマホを再起動してみる
最初に、スマートフォンの再起動を試してください。再起動は、LINEアプリやスマホ本体の一時的な不調をリセットできる、最も安全で簡単な方法です。
【iPhoneの場合】
電源ボタン(サイドボタン)と音量ボタンのどちらか片方を長押しし、「スライドで電源オフ」を操作します。電源が切れたら、再度電源ボタンを長押しして起動します。
【Androidの場合】
電源ボタンを長押しし、表示されたメニューから「再起動」をタップします。機種によっては「電源を切る」を選んでから、もう一度電源を入れる方法でも問題ありません。

✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 原因がわからないトラブルに遭遇したら、まず「再起動」を試すクセをつけましょう。
サポート担当時代、「いろいろ試したけれど直らない」というご相談の中には、再起動だけで解決したケースが多くありました。詳しい設定を調べる前に、まず再起動するのが解決への近道です。
2. 機内モードと通信環境を確認する
次に、機内モードと通信環境を確認します。LINE電話はインターネットを使うため、通信が止まっていたり、不安定だったりすると発信や着信がうまくいきません。
- 機内モード: 飛行機のマークが画面の上部に出ていたら、通信がオフになっています。設定画面やコントロールセンターからオフにしましょう。
- Wi-Fi: 自宅のWi-Fiが不安定な場合は、一度Wi-Fiをオフにして4G/5Gで試してください。
- モバイル通信: 電波が弱い場所では、窓際や屋外など電波の良い場所へ移動してから試します。
LINE公式ヘルプでは、通話が途切れる場合やネットワークが不安定と表示される場合、通信状況の良い環境や異なるネットワーク回線で確認するよう案内されています。Wi-Fiで通話が途切れる、すぐ切れる場合は、通話が切れる時の確認手順も参考にしてください。

3. 通話の音量とスピーカーをチェックする
「LINE電話はつながるのに、相手の声が聞こえない」という場合は、通話音量やスピーカー設定が原因かもしれません。
LINEで通話中、または通常の電話中に、スマホの側面にある音量ボタンの「上」を押して、通話音量を上げてみてください。動画や音楽の音量とは別に、通話中だけ変わる音量があるため、実際に通話画面を開いた状態で確認するのがポイントです。
また、通話画面に「スピーカー」ボタンがある場合は、オンとオフを切り替えて聞こえ方を確認しましょう。イヤホンやBluetooth機器につながっていると、音が別の機器から出ていることもあります。
相手の声だけが聞こえない場合は、声が聞こえない時の確認手順もあわせて見ると、音量と出力先を切り分けやすくなります。

4. Wi-Fiを一度オフにして4G/5Gで試す
自宅や職場のWi-Fiの電波が弱いと、LINE電話が不安定になることがあります。Wi-Fiのマークが出ていても、実際には通信が遅かったり、途中で切れたりすることがあるためです。
一度、設定画面やコントロールセンターからWi-Fiをオフにして、携帯電話会社の電波(4Gや5G)で通話できるか試してください。これで改善する場合、LINEの設定ではなくWi-Fi環境が原因の可能性があります。
反対に、4G/5Gでうまくいかない場合は、安定したWi-Fiへ切り替えて試しましょう。通信制限がかかっている時も、LINE電話が不安定になることがあります。

LINE電話できない時はマイクの「許可(権限)」を確認しましょう
再起動や通信の確認で解決しない場合は、次にマイクの許可を確認します。
「権限」とは、LINEアプリがスマートフォンのマイクやカメラを使うための許可のことです。マイクの許可がオフになっていると、LINE電話はつながっても、あなたの声が相手に届かないことがあります。
LINE公式ヘルプでも、通話機能テストで正常に動作しない項目がある場合、端末の設定からLINEへのアクセス許可を確認するよう案内されています。ここでは、iPhoneとAndroidに分けて手順を紹介します。
iPhoneでLINEのマイクを許可する方法
iPhoneでは、LINEアプリではなく、スマホ本体の「設定」アプリから確認します。
- 「設定」アプリを開きます。
- 画面を下にスクロールして、「LINE」を探してタップします。
- 「マイク」という項目が緑色(オン)になっているか確認します。
- オフになっていたら、タップしてオンにしてください。
この設定をオンにしたら、もう一度LINE電話を試しましょう。声が届かない症状が続く場合は、Bluetoothイヤホンやスマホケースがマイクをふさいでいないかも確認してください。

AndroidでLINEのマイクを許可する方法
Androidは機種によって表示名が少し違いますが、基本の流れは「設定」→「アプリ」→「LINE」→「権限」です。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「アプリ」や「アプリと通知」をタップします。
- 「LINE」を探してタップします。
- 「権限」や「許可」という項目をタップします。
- 「マイク」が「許可」になっているか確認します。
- 「許可しない」になっていたら、タップして許可してください。
マイク許可をオンにしても自分の声が届かない場合は、マイク確認の記事で、Bluetoothやマイク穴の汚れも含めて確認してください。

着信できない場合はLINEアプリ内の「通話の着信許可」を確認する
こちらから発信できない問題だけでなく、「相手からLINE電話がかかってこない」「着信音が鳴らない」という場合は、LINEアプリ内の通話設定も見直しましょう。
LINE公式ヘルプでは、音声通話やビデオ通話が開始できない場合の確認項目として、LINEの「通話の着信許可」をオンにすることが案内されています。
- LINEアプリを開きます。
- 「ホーム」をタップします。
- 右上の歯車アイコン「設定」をタップします。
- 「通話」をタップします。
- 「通話の着信許可」がオンになっているか確認します。
オフになっていた場合はオンにして、相手にもう一度LINE電話をかけてもらってください。通知音や着信音だけが鳴らない場合は、スマホ本体の通知設定やマナーモードも関係します。
それでもLINE電話できない時に考えられる自分以外の原因
ここまで試しても解決しない場合、あなたのスマホだけが原因ではない可能性があります。「私が何か悪い操作をしたのかも」とご自身を責める前に、次の3つを確認してください。
1. 相手側の状況
特定の相手にだけLINE電話できない場合、相手側の状況が関係しているかもしれません。
- 相手が別の人と通話中になっている
- 相手のスマホの電源がオフ、または電波の届きにくい場所にいる
- 相手がLINEの通話着信を許可していない
- 相手との友だち関係やブロック状態に変化がある
「応答なし」と表示される場合も、すぐにブロックと決めつける必要はありません。表示の意味を落ち着いて確認したい方は、応答なしの意味の記事も参考にしてください。
2. LINEの一時的な不具合や通信障害
ごくまれに、LINEのサービス側で一時的な不具合が発生していることがあります。この場合、こちらのスマホ設定を何度変えても改善しにくく、復旧を待つ必要があります。
LINE公式ヘルプでは、LINE側で不具合が発生している場合はヘルプセンターのお知らせに掲載すると案内されています。通知、トーク、通話など複数の機能が同時に使えない場合は、LINE全体の状態を確認しましょう。
LINE全体が使いにくい、トークも送れない、起動もしないといった症状がある場合は、LINE不具合全般の記事で、障害情報や基本対処をまとめて確認できます。
3. 通信環境(電波)の問題
LINE電話の品質は、インターネットの通信環境に左右されます。地下、エレベーター、ビルの奥、混雑した場所では、発信できなかったり、声が途切れたりすることがあります。
場所を移動して電波の良いところでもう一度試してください。Wi-Fiと4G/5Gを切り替えて、どちらで安定するか確認すると原因を絞り込めます。
LINEの通話機能テストでマイクやスピーカーを確認する方法
自分の設定が正しいか不安な場合は、LINEアプリ内の「通話機能テスト」を使う方法もあります。相手に何度も電話をかけずに、マイクやスピーカーの状態を確認できます。
LINE公式ヘルプでは、通話機能テストでマイク、スピーカー、カメラの動作を確認できると案内されています。表示される項目は端末やLINEのバージョンによって異なる場合があります。
- LINEアプリを開きます。
- 「ホーム」をタップします。
- 右上の歯車アイコン「設定」をタップします。
- 「通話」をタップします。
- 「通話機能テスト」が表示される場合はタップします。
- マイクやスピーカーの結果を確認します。
なお、LINE公式ヘルプでは、テスト通話の内容は録音され、通話品質向上のために分析・利用されると案内されています。個人情報や大切な内容を話さず、短い声で試すと安心です。
まとめ:LINE電話できない時は設定を安全な順番で確認しましょう
LINE電話が急にできないと焦りますが、すぐにアプリを削除する必要はありません。まずは安全な確認から順番に進めましょう。
- 最初に試すこと: スマホの再起動、機内モード、Wi-Fiと4G/5Gの切り替えを確認します。
- 声が届かない時: iPhoneやAndroidの設定から、LINEのマイク許可をオンにします。
- 着信できない時: LINEアプリ内の「通話の着信許可」を確認します。
- 相手だけに起きる時: 相手側の通話中、電波、着信許可、応答なし表示も確認します。
- まだ直らない時: LINEの通話機能テストや、LINE全体の不具合情報を確認します。
この記事を見ながら一つずつ確認できたあなたは、もう十分に落ち着いてスマホのトラブルに対応できています。無事に直ったら、大切なご家族や友だちとの会話を楽しんでくださいね。
LINE電話の設定に関するよくある質問 (FAQ)
読者がつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
LINEで電話できない時、最初に確認する設定は何ですか?
まず機内モード、通信環境、音量、マイク許可を順番に確認してください。
特に「自分の声が届かない」時はマイク許可、「相手の声が聞こえない」時は通話音量やBluetoothの出力先を見直すと原因を見つけやすいです。
相手の声は聞こえるのに、自分の声が届かないのはなぜですか?
LINEのマイク許可がオフになっている可能性があります。
iPhoneは「設定」からLINEを開いてマイクをオン、Androidは「設定」からLINEの権限を開いてマイクを許可します。Bluetoothイヤホンにつながっていないかも確認してください。
LINE電話で「応答なし」と出るのはブロックですか?
応答なしだけでブロックと決めつけるのは早いです。
相手が通話に出られなかった、通信が不安定だった、着信に気づかなかったなどの可能性があります。少し時間を置いて、メッセージもあわせて確認しましょう。
LINE電話が着信しない時はどこを見ればいいですか?
LINEアプリ内の「通話の着信許可」と、スマホ本体の通知設定を確認してください。
LINEの「ホーム」から「設定」へ進み、「通話」の中にある「通話の着信許可」がオンか見ます。着信音だけ鳴らない場合はマナーモードや通知音量も確認しましょう。
LINEアプリを削除すれば電話できるようになりますか?
最初から削除するのはおすすめしません。
アプリ削除はトーク履歴に影響する可能性があります。まず再起動、通信、マイク許可、通話の着信許可、LINEアプリの更新を確認し、それでも改善しない時に公式ヘルプを見ながら慎重に進めましょう。



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