月曜の朝、複数の社員から「PC版のLINE WORKSがアップデートできない」と問い合わせが重なると、業務への影響を考えて焦ってしまいますよね。
ご安心ください。今回の「LINE ワークス アップデート できない」問題は、まず対象バージョンとOSを切り分けることで、かなり落ち着いて対応できます。
特に注意したいのは、Windows版LINE WORKSアプリ v3.8.1以下では、アプリ内操作だけで最新バージョンへ更新できない既知の事象がある点です。LINE WORKS公式のお知らせでは、電子証明書の更新に伴い、対象バージョンでは改めてアプリをインストールする必要があると案内されています。
この記事では、単なる手順解説にとどまりません。あなたが今日中に社内対応を進められるように、原因の特定、具体的な解決手順、OSやセキュリティソフトの追加確認、社員へそのまま展開できる「社内アナウンス文」までをまとめた実務ガイドとして、順を追って解説します。
[著者情報]
この記事を書いた人:高橋 潤
ITコンサルタント / 中小企業診断士
中小企業のDX推進やIT活用を支援する専門家。自身も過去に「一人情シス」として、予期せぬシステムトラブル対応に奔走した経験を持つ。その経験から、現場担当者の悩みに寄り添った「今日から使える」実践的なアドバイスを信条とする。これまで50社以上のITインフラ改善プロジェクトに携わる。
まず結論:LINE WORKSアップデートできない時は「Windows版v3.8.1以下」とOSを確認します
LINE WORKSがアップデートできない時は、最初に「古いWindows版アプリの既知事象なのか」「OSや通信環境など別の原因なのか」を分けて考えることが大切です。
LINE WORKS公式のお知らせによると、2024年11月21日のアップデート以降、Windows版LINE WORKSアプリ v3.8.1以下では、アプリ内からの操作による最新バージョンへのアップデートができなくなっています。これは、Windows版アプリの電子証明書更新に伴う仕様変更です。
つまり、対象端末がWindows版v3.8.1以下であれば、PCや社内ネットワークの故障と決めつける必要はありません。公式ダウンロードページから最新版を入れ直す対応が基本になります。
一方で、2026年6月時点ではWindows 10環境や古いmacOS環境では、LINE WORKSのシステム要件やベストエフォート対応の範囲も確認が必要です。古い端末では、再インストールだけでは解決しない可能性があります。
まずは次の順番で確認しましょう。
- Windows版LINE WORKSアプリ v3.8.1以下か:該当する場合は、公式サイトから再インストールします。
- Windows 10や古いmacOSではないか:システム要件を満たしているか確認します。
- 通信・セキュリティソフト・権限の問題がないか:一部端末だけ失敗する場合に確認します。
この順番で切り分けると、対象外の社員に不要な作業を依頼せずに済みます。
対象端末かどうかを確認する方法
再インストールを案内する前に、対象端末かどうかを確認しておきましょう。特に全社員へ一斉案内する場合は、対象条件を明確にすると問い合わせを減らせます。
PC版LINE WORKSアプリのバージョンは、通常はアプリ内の設定メニューから確認します。
- LINE WORKSアプリを開きます。
- 画面内の歯車アイコンをクリックします。
- 「アプリケーション情報」を開きます。
- 表示されているバージョン番号を確認します。
Windows版でv3.8.1以下の場合は、アプリ内アップデートではなく、公式ダウンロードページからの再インストールを優先してください。
アプリ自体が起動しない場合や、バージョン確認まで進めない場合は、次の再インストール手順へ進んで問題ありません。ただし、古いOSを利用している端末では、先にOS要件を確認するほうが安全です。
3ステップで完了!LINE WORKSの手動アップデート・再インストール手順
対象端末であることが分かったら、最も確実な解決策を実行しましょう。手順は以下の3ステップです。誰が見ても迷わないように、WindowsとMacの操作を分けて解説します。
【STEP 1】 既存のLINE WORKSをアンインストールする
新しいアプリを正しく導入するには、まず古いアプリをPCから削除します。古いアプリが残ったままだと、更新情報や証明書まわりの問題が残る可能性があるためです。
-
Windowsの場合:
- 「スタート」メニューから「設定」(歯車アイコン)を開きます。
- 「アプリ」を選択し、一覧から「LINE WORKS」を探します。
- 「アンインストール」を選択し、画面の指示に従います。
-
Macの場合:
- 「Finder」を開き、サイドバーから「アプリケーション」を選択します。
- 「LINE WORKS」のアイコンを「ゴミ箱」にドラッグ&ドロップします。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: トラブル発生時こそ、焦って場当たり的な対応をする前に「公式情報で根本原因を確認する」一手間が、結果的にあなたの時間を節約します。
多くの担当者は目の前の事象に気を取られ、すぐに再起動や再インストールを試してしまいがちです。しかし、今回のように「Windows版の特定バージョン」が対象の場合、根本原因を知らないと、対象外の社員にまで不要な作業を依頼してしまいます。まず対象端末を絞り込むことが、問い合わせ削減につながります。
【STEP 2】 公式サイトから最新版のインストーラーをダウンロードする
次に、LINE WORKS公式サイトから最新版のアプリをダウンロードします。検索結果や非公式サイトから入手したインストーラーは使わず、必ず公式のダウンロードページを利用してください。
- 下記の公式ダウンロードページにアクセスします。
- 利用しているPCに合わせて、Windows版またはmacOS版を選びます。
- Windowsの場合は、端末のbit数や社内配布方法に合うインストーラーを選択します。
【STEP 3】 最新版をインストールする
ダウンロードしたファイルを実行し、新しいLINE WORKSをインストールします。
- ダウンロードしたインストーラーファイルをダブルクリックして実行します。
- 画面の指示に従ってインストールを進めます。
- インストール完了後、LINE WORKSを起動します。
- 自分のIDとパスワードでログインできれば作業は完了です。
社員へ案内する場合は、作業前に「ログインIDとパスワードを確認してから作業してください」と一言添えると安心です。再インストール後に再ログインが必要になることがあるためです。

複数台を対応する情シス担当者向け:サイレントインストールも検討する
対象端末が数台であれば、各社員に手順を案内して個別対応しても問題ありません。しかし、対象端末が多い場合は、情シス側で配布方法を統一したほうが安全です。
LINE WORKS公式ヘルプでは、WindowsのPC版LINE WORKSアプリについて、入力項目や確認画面を表示せずにインストールできるサイレントインストールの方法も案内されています。複数端末に展開する場合は、管理者権限や社内のソフトウェア配布ルールを確認したうえで検討してください。
たとえば、公式ヘルプでは次のような形式が例示されています。
LINEWORKSInst.exe /S
ただし、実際のファイル名や配布方法は、ダウンロードしたインストーラーや社内環境によって変わる可能性があります。作業前に少数端末で検証し、問題がないことを確認してから全社展開しましょう。
【コピーOK】そのまま使える!社員向け「LINE WORKSアップデートのお願い」アナウンス文
ここからが情シス担当者にとって重要な社内周知です。この問題を全社員に周知し、対象者に対応してもらうためのアナウンスを行いましょう。
以下の文章をコピーし、社内チャットやメールで展開してください。社内の運用に合わせて、問い合わせ先や期限だけ差し替えれば使えます。
件名:【重要・要対応】PC版LINE WORKSのアップデートのお願い
社員の皆様
お疲れ様です。情報システム部です。
現在、一部のWindows版LINE WORKSアプリにおいて、アプリ内からアップデートが正常に完了しない事象が確認されています。
対象となるのは、主にWindows版LINE WORKSアプリ v3.8.1以下を利用している端末です。セキュリティ強化に伴う仕様変更により、公式サイトから最新版を再インストールする必要があります。
お手数ですが、業務への影響を避けるため、対象の方は以下の手順で対応をお願いいたします。
■ 対応手順(目安:約5〜10分)
- 古いLINE WORKSの削除(アンインストール)
- Windows: 「設定 > アプリ」からLINE WORKSをアンインストール
- Mac: 「アプリケーション」フォルダのLINE WORKSをゴミ箱へ移動
- 最新版のインストール
- 下記URLから最新版をダウンロードし、インストールしてください。
- https://line-works.com/download/
- 再ログイン
- インストール後、LINE WORKSを起動し、通常のIDとパスワードでログインしてください。
※再インストール後、再度ログインが必要となる場合があります。
※作業前に、LINE WORKSのログインIDとパスワードを確認してください。
※うまく進まない場合は、エラー画面のスクリーンショットを添えて情報システム部までご連絡ください。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
情報システム部 鈴木
もしかして他の原因?考えられる問題と対処法チェックリスト
上記の手順で解決しない場合や、一部の社員だけ異なる症状が出る場合は、v3.8.1以下の既知事象以外も確認します。代表的な原因は次のとおりです。
| 確認項目 | よくある症状 | 対処法 |
|---|---|---|
| OSのバージョンが古い | インストール時に対応していない旨の表示が出る | LINE WORKSのシステム要件を確認し、必要に応じてOS更新や端末入れ替えを検討します。 |
| インターネット接続が不安定 | ダウンロードが途中で止まる、更新が進まない | 有線LANや別回線で再試行し、プロキシやVPNの影響も確認します。 |
| セキュリティソフトが干渉している | インストーラーの実行や通信がブロックされる | 社内ルールに従い、許可リストや検疫ログを確認します。 |
| 管理者権限が不足している | インストールの途中で権限エラーが出る | 管理者アカウントで実行するか、情シス側でインストールします。 |
| WebView2など必要コンポーネントが不足している | Windows版アプリが起動しない、表示が崩れる | 公式のシステム要件を確認し、必要なコンポーネントを整備します。 |
個人向けLINEのアップデート不具合と混同して問い合わせが来ることもあります。スマホ版LINEの更新に関する案内が必要な場合は、LINE更新対処の記事も社内ヘルプに添えると分かりやすくなります。
また、LINE全般が起動しない、送れない、通知が来ないなどの症状まで含めて相談される場合は、LINE不具合全般やLINE起動しないの記事を案内すると、LINE WORKSの問題との切り分けがしやすくなります。
まとめ:LINE WORKSアップデートできない時は対象確認から始めましょう
この記事では、LINE WORKSがアップデートできない問題について、原因の切り分け、再インストール手順、社内アナウンス方法まで解説しました。
- 主な原因: Windows版LINE WORKSアプリ v3.8.1以下では、アプリ内操作で最新バージョンへアップデートできない既知事象があります。
- 基本の解決策: 「アンインストール」→「公式ダウンロード」→「最新版インストール」の順で対応します。
- 追加確認: Windows 10や古いmacOS、通信、セキュリティソフト、管理者権限も確認します。
- 次のアクション: 社内告知文を使い、対象者へ早めに対応を依頼します。
トラブル対応では、全員に同じ作業を依頼するよりも、対象者を絞って正しい手順を案内することが大切です。公式情報を確認しながら進めれば、社員からの問い合わせにも自信を持って対応できます。
LINE WORKSアップデートに関するよくある質問 (FAQ)
読者がつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
LINE WORKSがアップデートできない時、最初に何を確認すべきですか?
まずWindows版v3.8.1以下かどうかを確認してください。
対象バージョンの場合、アプリ内アップデートではなく公式サイトからの再インストールが必要です。対象外なら、OS、通信、セキュリティソフト、管理者権限を順番に確認しましょう。
再インストールしたらトーク履歴やファイルは消えますか?
通常、アプリの再インストールだけでサーバー上のデータが消えるわけではありません。
ただし、再ログインが必要になる場合があります。社員へ案内する時は、作業前にログインIDとパスワードを確認するよう伝えると安心です。
モバイル版のLINE WORKSも同じ対応が必要ですか?
Windows版v3.8.1以下の既知事象とは分けて考えてください。
モバイル版は通常、App StoreやGoogle Playから更新します。仕事用と個人用のLINE運用を整理したい場合は、仕事用LINE分けの記事も参考になります。
LINE WORKSと個人向けLINEの既読確認は同じですか?
同じではありません。LINE WORKSは業務向けサービスとして、個人向けLINEとは機能や管理の考え方が異なります。
社員から個人向けLINEとの違いを聞かれる場合は、既読確認の違いもあわせて案内すると理解しやすくなります。
Windows 10のPCでもLINE WORKSはアップデートできますか?
2026年6月時点では、Windows 10環境は公式情報の確認が必須です。
LINE WORKS公式では、Windows版アプリの新規インストールやアップデートに関するOS要件の変更が案内されています。古い端末では再インストールだけで解決しないことがあるため、システム要件を確認してください。
参考文献リスト
- 「Windows版LINE WORKSアプリ v3.8.1以下」のアップデート方法に関するお知らせ – LINE WORKS
- アップデートに失敗します – LINE WORKSヘルプセンター
- アップデートのやり方を知りたいです – LINE WORKSヘルプセンター
- アプリダウンロード – LINE WORKS
- システム要件 – LINE WORKSヘルプセンター
- [重要] Windows 10におけるLINE WORKSアプリのインストールについてお知らせ – LINE WORKS
- PC版のLINE WORKSアプリをサイレントインストールする方法を教えてください – LINE WORKSヘルプセンター



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