LINEのトーク画面に急にAIマークが出て、「家族や子どものトークまで見られているの?」と不安になっていませんか。SNSで「LINE AIは危険」「LINE AIフレンドは危ない」と見かけると、学校連絡や職場のやり取りまで心配になりますよね。
結論から言うと、LINE AIが表示されただけで、通常のLINEトークが無条件にすべて外部へ共有されるわけではありません。ただし、トークルームのAgent i、Agent iへ統合された旧LINE AIトークサジェスト、AI Friendsでは、扱われる情報や注意点が異なります。
大切なのは、AI機能を一括りにせず、どの機能で、どの情報が使われるのかを分けて確認することです。不安な場合は、個人情報や仕事の秘密を入力せず、表示設定・同意内容・ポイントやコインの使用履歴を確認してください。AI表示を消したい場合は、先にLINE AIの消し方も確認しましょう。
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この記事を書いた人:まっしゃん / できない解決ナビ運営責任者
スマートフォンやアプリの「できない」「分からない」を解決するため、できない解決ナビを運営しています。専門用語をできるだけ避け、初めて操作する方でも迷わない手順と、データを失わないための注意点を重視して情報を発信しています。LINEに関する記事では、公式情報を確認しながら、安全に試せる方法から順番に解説します。
この記事でわかること
- LINE AI・Agent i・AI Friendsの違い
- 最新15件や下書きテキストが扱われる条件
- Google・OpenAIへ情報が共有される場合
- LINE AI Friendsの危険性とポイント・コインの注意点
結論:LINE AIの危険性は機能によって異なる
LINE AIの危険性を判断するときは、AIマークが表示されているかどうかだけで判断しないことが大切です。
トークルームのAgent iは、返信提案やムード分析、下書き文の変換などを行います。Agent iへ統合される前の旧LINE AIトークサジェストでは、スタンプやメッセージの推薦にトークルーム内の最新メッセージが関係していました。一方、AI FriendsはAIキャラクターとの会話サービスで、回答の誤りやキャラクターの公開、ポイント・コインの消費に注意が必要です。
2026年7月25日時点の公式情報をもとに、最初に判断の目安を整理すると次のとおりです。
| 確認すること | 判断の目安 |
|---|---|
| AIマークが表示された | 表示だけで通常トークがすべて外部共有されたとは判断できない |
| Agent iを使う | 対象トークのメッセージや入力した下書き文に注意する |
| AI Friendsで会話する | 回答の正確性とパワー・ポイント・コインの消費を確認する |
| 個人情報を含む | AI機能への入力や分析を避ける |
LINE AIを必要以上に怖がる必要はありません。ただし、家族、子ども、学校、職場、健康、お金などの情報を含む場合は、AI機能を使わない判断が安全です。
LINE AI・Agent i・AI Friendsの違い
「LINE AI」は、LINE内で提供されるAI関連サービスを広く指す言葉として使われます。ただし、実際の機能や情報の扱いは同じではありません。
特に混同しやすい機能と旧サービスを比較すると、次のようになります。
| 機能 | 主な内容 | 特に注意すること |
|---|---|---|
| トークルームのAgent i | 返信提案・話題提案・ムード分析・口調変換・誤字修正など | トーク内のメッセージや入力した下書き文 |
| 旧LINE AIトークサジェスト(Agent iへ統合) | メッセージやスタンプなどの提案 | 一部機能で扱われていた最新15件のメッセージなど |
| AI Friends | AIで生成されたキャラクターとの会話 | 回答の誤り、キャラクターの公開、パワー・ポイント・コインの消費 |
2026年4月以降は、旧LINE AIトークサジェストを現行の独立した別機能として考えず、現在のAgent iの利用条件や同意内容を基準に判断することが重要です。
トークルームのAgent iで扱われる情報
トークルームのAgent iは、メッセージ作成を補助する機能です。返信や話題を提案するときは最近のメッセージを分析し、口調変換や誤字修正では入力した下書き文を扱います。
ここで注意したいのは、Agent iへの統合前に公開された旧LINE AIトークサジェストの説明と、現在のAgent iの利用条件を混同しないことです。
最新15件が使われるのは統合前の旧LINE AIトークサジェスト
2026年4月に「LINE AI」と「LINE AIトークサジェスト」はAgent iへ統合されました。旧LINE AIトークサジェストの情報利用に関する同意ページには、スタンプ推薦・メッセージ推薦で最新15件のメッセージテキストなどを取得するとの記載があります。
一方、現行のAgent i利用条件には、利用するトークルーム内で送受信した最大300件のメッセージテキストなどが記載されています。現在Agent iを利用する場合は、最大300件という現行条件を基準に判断してください。
| 公式情報 | 記載されている対象 |
|---|---|
| 旧LINE AIトークサジェスト(Agent iへの統合前) | スタンプ推薦・メッセージ推薦で最新15件のメッセージテキストなど |
| 現行のトークルームのAgent i | 各種機能で利用するトークルーム内の最大300件のメッセージテキストなど |
「最新15件だから、それより前の会話は絶対に関係しない」と判断せず、現行のAgent iを利用する場合は、最新の利用条件と同意内容を確認してください。
下書きテキストが使われる機能
口調変換や誤字修正などでは、メッセージ入力欄に入力した下書きメッセージのテキストが扱われます。
まだ送信していない文章でも、AI機能を実行すれば処理の対象になるため、次のような下書きには使わないほうが安全です。
| 下書きの例 | 注意する理由 |
|---|---|
| 「明日は〇〇小学校に迎えに行きます」 | 子どもの学校情報が含まれる |
| 「住所は横浜市〇〇区です」 | 個人を特定できる住所情報が含まれる |
| 「〇〇病院の検査結果について相談したい」 | 健康や通院に関する情報が含まれる |
| 「取引先の〇〇社にはまだ伝えないでください」 | 業務上の秘密情報が含まれる |
通常トークとAI機能では情報の扱われ方が異なります。ただし、通常トークにも誤送信やアカウントの乗っ取りなど一般的なリスクはあるため、「完全に安全」という意味ではありません。

Google・OpenAIへの情報共有
現在のトークルームのAgent i利用条件では、サービスの提供にGoogle LLC、OpenAI OpCo, LLC、OpenAI, L.L.C.の生成AIサービスを利用すると記載されています。
サービス提供に必要な範囲で、関連情報がGoogleやOpenAIの生成AIサービスへ共有される場合があります。ただし、通常のLINEトークが無条件ですべて共有されるという意味ではありません。
どの情報が対象になるかは、利用する機能や同意内容によって異なります。家族や仕事の重要な会話では、「一部だけなら大丈夫」と考えず、AI機能自体を使わない運用が分かりやすく安全です。
LINE AIに入力してはいけない情報
LINE AIの危険性を下げる最も確実な方法は、設定だけに頼らず、AIへ渡さない情報をあらかじめ決めておくことです。
旧LINE AIトークサジェストや現行のAgent iの利用条件では、個人に関する情報や秘密情報などの入力が禁止事項として示されています。自分の情報だけでなく、家族、友人、顧客など第三者の情報にも注意してください。
| 入力を避ける情報 | 具体例 |
|---|---|
| 本人を特定できる情報 | 氏名、住所、電話番号、メールアドレス、SNSアカウント |
| 子どもや家族の情報 | 学校名、習い事、送迎時間、行動予定、顔写真 |
| 職場や顧客の情報 | 社内連絡、顧客名、契約内容、未公開情報、パスワード |
| 健康や金銭の情報 | 病歴、検査結果、口座番号、カード情報、収入、支払い内容 |
| 第三者の会話 | 友人、恋人、家族、同僚から届いたメッセージ全文 |
| 重要な認証情報 | パスワード、暗証番号、認証コード、秘密の質問の答え |
個人情報の扱いを詳しく確認したい場合は、LINE AIと個人情報の注意点も参考にしてください。
注意:「名前を伏せれば安全」とは限りません。学校名、地域、勤務先、日時など複数の情報を組み合わせると、本人を推測できる場合があります。匿名化に迷う内容は、AI機能へ入力しないでください。
AIの回答をそのまま信用してはいけない理由
LINEの各AI機能が出す回答、提案、分析は、正確性や適切性が保証されているわけではありません。自然な文章で表示されても、事実と異なる内容や、状況に合わない提案が含まれる可能性があります。
特に、次のような判断をAIだけに任せないでください。
- 病気や薬、治療に関する判断
- 法律、契約、税金、投資に関する判断
- 学校や職場への重要な連絡
- 夫婦、恋人、家族との謝罪や別れ話
AIが作った文章は、送信前に事実関係、相手の名前、日時、口調を確認しましょう。大切な連絡では、AI案を参考にしつつ、自分の言葉へ直してから送ることが重要です。
AI返信やムード分析を使ったことは相手にバレる?
AI返信やムード分析を使ったことが相手に必ず通知されるとは、公式に確認できる範囲だけでは断定できません。ただし、急に文章の口調が変わったり、不自然な返信になったりすると、相手が違和感を持つ可能性はあります。
通知の有無だけでなく、相手の発言をAIに分析させてよい内容かも考えましょう。ムード分析を使いたくない場合は、ムード分析を消す方法も確認してください。
LINE AI Friendsの危険性と課金の注意点
AI Friendsは、AIで生成されたキャラクターと会話できるサービスです。トークルームのAgent iとは別の機能であり、危険性や消費の仕組みも分けて考える必要があります。
LINE AIフレンドの危険性として、特に確認したいのは、回答の正確性、作成したキャラクターの公開設定、パワー・LINEポイント・LINEコインの消費です。
AIの回答は正確性が保証されない
LINE公式ヘルプでは、AI Friendsのキャラクターによる回答はAIのアルゴリズムに基づくもので、情報の正確性が保証されない場合があると案内されています。
キャラクターが親しみやすい話し方をしていても、専門家や実在する人物ではありません。健康、法律、進学、仕事、お金などの重要な判断は、公式窓口や専門家の情報と照らし合わせてください。
公開設定で作ったキャラクターは他人に表示される
AI Friendsでは、端末内の写真を使って公開キャラクターまたは非公開キャラクターを作成できます。公開キャラクターとして作成し、運営者の承認が完了すると、ほかのユーザーのホーム画面にも表示されます。
公開する場合は、子どもの顔写真、家族写真、第三者の写真、住所や学校が分かる画像を使用しないでください。自分に利用する権利がない画像も避けましょう。
画像を選ぶ前の確認:公開キャラクターとして作成する場合は、顔、制服、名札、背景の住所表示、学校名、車のナンバーなど、個人を特定できる情報が写っていないか確認してください。
パワー・LINEポイント・LINEコインを消費する
AI Friendsでは、キャラクターへメッセージを送信すると、パワー、LINEポイント、LINEコインのいずれかが消費されます。AIマークが表示されただけでは課金されないというAgent iの話とは別です。
2026年7月25日時点の公式ヘルプに記載されている消費量は、次のとおりです。
| 種類 | メッセージ1件の消費量 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| パワー | 1パワー | 初回登録や毎日のチェックインなどで獲得する無料分 |
| LINEポイント | 3ポイント | パワーを使い切った後に消費される |
| LINEコイン | 1コイン | パワーとLINEポイントを使い切った後に消費される有料通貨 |
複数の通貨を持っている場合は、パワー、LINEポイント、LINEコインの順に自動で消費され、利用者が順番を変更することはできません。
メッセージを送信しただけで、LINEコインが新たに自動購入されるわけではありません。ただし、アカウントを連携していてLINEコインを保有している場合は、パワーとLINEポイントを使い切った後にLINEコインが自動で消費されます。
使いすぎが心配な場合は、AI Friendsのメニューから保有量と使用履歴を確認してください。子どもが利用する端末では、LINEコインの購入方法や端末側の決済設定も確認しておくと安心です。
不安な場合に確認する設定
LINE AIが不安な場合は、アプリを削除する前に、Agent iの表示設定、情報利用への同意、AI Friendsの使用履歴を順番に確認しましょう。
Agent iを30日間非表示にする
トークルームに表示されるAgent iは、表示設定からオフにできます。LINE公式ヘルプでは、表示をオフにすると30日間表示されず、適用中はすべてのトークルームでAgent i機能が使えなくなると案内されています。
基本的な操作は次のとおりです。
- トークルーム下部のプラスメニューをタップします。
- 「トークルームのAgent iを表示」をオフにします。
- メッセージ入力欄左側の閉じるボタンをタップして適用します。
アプリのバージョンや提供状況によって、画面名や表示位置が異なる場合があります。設定が見つからないときは、LINEアプリを最新版へ更新してください。
同意内容を確認する
Agent iの非表示設定と、情報利用に関する同意は別の項目です。トークルームのAgent iを利用するには、利用規約と情報利用に関するポリシーへの同意が必要です。
同意したくない場合に利用できなくなる機能については、LINE AIに同意しないとどうなるかも参考にしてください。
不安の内容ごとに確認する場所を整理すると、次のようになります。
| 不安なこと | 確認する項目 |
|---|---|
| AIマークを消したい | トークルームのAgent i表示設定 |
| メッセージの扱いが心配 | 現行のAgent iの同意内容・利用条件 |
| Agent iの課金が心配 | LINE AIサービス使い放題プランやLYPプレミアムの加入状態 |
| AI Friendsの消費が心配 | パワー・LINEポイント・LINEコインの保有量と使用履歴 |
Agent iのマークが表示されただけで、有料プランへ自動加入したとは限りません。一方、LINE AIサービス使い放題プランへ自分で加入した場合は、解約するまで自動更新されるため、App StoreまたはGoogle Playのサブスクリプションも確認してください。
LINE AIの危険性に関するよくある質問 (FAQ)
読者がつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
まとめ:LINE AIは機能を分けて危険性を判断する
LINE AIの危険性は、現行のトークルームのAgent iとAI Friendsで異なります。旧LINE AIトークサジェストは、2026年4月にLINE AIとともにAgent iへ統合されています。
Agent iへの統合前の旧LINE AIトークサジェストには最新15件という記載がありますが、現行のAgent i利用条件には最大300件と記載されています。現在Agent iを利用する場合は、最大300件という現行条件を基準に判断してください。AI Friendsでは、回答の誤り、公開キャラクターの表示、ポイントやコインの消費に注意が必要です。
迷ったときは、次の順番で確認してください。
| 手順 | 確認すること |
|---|---|
| 1 | 利用している機能がAgent iまたはAI Friendsのどちらか確認する |
| 2 | 個人情報、秘密情報、第三者のメッセージを入力しない |
| 3 | Agent iの表示設定と情報利用への同意を確認する |
| 4 | AI Friendsのパワー・ポイント・コインの使用履歴を確認する |
「LINE AIは全部危険」と怖がるのではなく、使わない情報と使わない場面を決めることが安全につながります。


