「海外のお客様とLINEを交換したのに、通訳botが全く反応しない」「なんとかしようと設定をいじっていたら、LINEの画面が全部外国語になってしまい、戻し方もわからない!」
今まさに、相手を待たせているプレッシャーでパニックになっていませんか?
「設定から言語を選べば直る」という記事を読んでも、自分のLINE画面には「言語」という項目が見当たらず、絶望的な気持ちになっているかもしれません。
でも、どうか深呼吸してください。結論からお伝えすると、スマートフォンが壊れたわけではありません。原因は、iPhoneではLINEアプリ内ではなく端末側の設定から言語を確認する必要があること、また通訳botが正しく追加・招待されていないことにあるケースが多いです。
焦ってLINEアプリ自体を削除(再インストール)するのだけは、絶対にやめてください。大切なトーク履歴が消えてしまうおそれがあります。アプリ削除のリスクが不安な方は、先にLINEアプリ削除が危険な理由も確認しておくと安心です。この記事では、年間2,000件以上のスマホトラブルを解決してきた専門家が、トーク履歴を守りながらLINE翻訳を安全に復旧させる手順を解説します。

CHECK
【著者情報】
この記事を書いた人:水上 健太(モバイル端末トラブルシューター)
元・携帯キャリアテクニカルサポート。年間2,000件以上のスマートフォン操作・アプリトラブル相談を解決。専門用語を一切使わず、「隣で教えてくれるようなサポート」に定評があります。「スマートフォンを壊してしまったかも」とパニックになっている方に寄り添い、絶対にデータを消させない安全最優先のガイドを行います。
【iPhone】LINE設定に「言語」が出ない!まず確認すべき公式手順
LINEアプリの画面が英語や韓国語になってしまったとき、インターネットで調べると「LINEの設定(歯車マーク)から『言語』を選んで日本語に戻す」と書かれていることがあります。しかし、iPhoneの場合はLINEアプリ内ではなく、iPhone本体の「設定」アプリからLINEの言語を変更する流れです。
2026年4月時点のLINE公式ヘルプでは、iPhoneのLINE言語設定は「端末の設定 > LINE > 言語」から変更すると案内されています。つまり、LINEアプリの中をいくら探しても、目的の項目にたどり着けない場合があります。
まずは、以下の順番で確認してください。
- iPhoneのホーム画面から「設定(歯車アイコン)」を開きます。
- アプリ一覧から「LINE」を探してタップします。
- 「言語」が表示されている場合はタップします。
- 表示したい言語として「日本語」を選択します。
ここで「言語」が表示されない場合は、iPhone側に複数の優先言語が登録されていないことが影響している可能性があります。その場合は、次の手順でiPhone本体に言語を追加してから、もう一度「設定 > LINE」を確認してください。
- iPhoneの「設定」を開きます。
- 「一般」をタップし、「言語と地域」へ進みます。
- 「言語を追加…」をタップし、「English(英語)」などを追加します。
- 【重要】「メインの言語を英語に変更しますか?」と聞かれたら、必ず日本語を優先したままにしてください。
- 再度「設定 > LINE」を開き、「言語」が表示されるか確認します。
目的は、iPhone本体を英語表示に変えることではありません。LINEの言語設定を表示・変更できる状態にすることです。本体のメイン言語は日本語のまま維持してください。

【結論】 言語を追加する際、iPhone本体のメイン言語まで変更しないように十分注意してください。
本体のメイン言語を変えてしまうと、iPhone全体のメニューが外国語になり、さらに操作しづらくなります。あくまでLINEの言語設定を確認するための手順ですので、本体設定は日本語のまま進めましょう。
設定を変更した後は、LINEアプリを一度終了し、再度開いて表示言語を確認してください。まだ外国語表示のままの場合でも、アプリ削除ではなく、設定の見直しから進めるのが安全です。
翻訳botが既読スルー?グループで翻訳されない時の確認ポイント
無事に日本語表示へ戻せたところで、次は「LINEの通訳botが翻訳をしてくれない」という問題を解決しましょう。「LINE英語通訳」などの公式アカウントをグループトークに招待したのに、いくらメッセージを送っても翻訳されない現象です。
LINEの通訳機能は、LINE公式アカウントの通訳botを友だち追加し、通訳が必要なトークに招待して使う仕組みです。対応している主な通訳アカウントは、英語・韓国語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)です。
反応しない場合は、いきなりアプリを削除せず、以下の順番で確認してください。
- 通訳したい言語の公式アカウントを友だち追加しているか
- 通訳botを対象の1対1トーク、またはグループトークに招待しているか
- 通訳botがすでに退出していないか
- 別の通訳botを複数入れていて、運用が分かりにくくなっていないか
- 一時的な通信不具合やLINE側の不具合が起きていないか
通訳botを入れ直したい場合は、対象のトークで「@bye」と送信すると、通訳botを退出させられます。そのうえで、必要な通訳botだけを再度招待してください。
- 翻訳させたいトーク画面を開きます。
- 通訳botに対して「@bye」と送信し、いったん退出させます。
- LINEの検索窓で「LINE英語通訳」など必要な通訳アカウントを探します。
- 友だち追加し、通訳が必要なトークに再招待します。
- 短い文章を送って、翻訳が返ってくるか確認します。
ビジネス用途では、1つのトークに必要な通訳botだけを入れるほうが管理しやすくなります。複数言語の相手がいる場合は、誰に向けた翻訳なのか分かりにくくなるため、相手ごとにトークを分ける運用も検討してください。
それでも反応しない場合は、LINE全体の通信不具合やアプリ側の一時的なエラーも考えられます。翻訳だけでなくLINE全体の動作が重い場合は、LINEが使えない時の安全な確認手順もあわせて確認してください。
今すぐ翻訳したい!長押しで出ない時の「文字認識(OCR)」活用法
ここまで根本的な設定の解決策をお伝えしてきましたが、「細かい設定を直している時間がない」「相手から送られてきた写真の中の文字を今すぐ翻訳したい」という緊急事態もあるでしょう。
通常、送られてきた文章を翻訳するには、メッセージを長押しして「翻訳」をタップする方法が使える場合があります。しかし、企業公式アカウントからのコピーしづらいメッセージや、画像の中に書かれている文字に対しては、長押し翻訳だけでは対応できないことがあります。
そんな時に役立つのが、長押し翻訳と補完関係にある「文字認識機能(OCR)」です。文字認識機能を使えば、画像内の文字を読み取って翻訳できるため、長押しできない場面での代替手段になります。
- 翻訳したいメッセージや画像が映っているトーク画面を、スマートフォンでスクリーンショット撮影します。
- LINEのトーク画面に戻り、メッセージ入力欄の横にある「写真(アルバム)」アイコンをタップします。
- 先ほど撮影したスクリーンショットを選択します。
- 送信ボタンではなく、画面に表示される「A」または文字認識アイコンをタップします。
- 読み取られた文字を確認し、翻訳ボタンから日本語など必要な言語へ変換します。
ただし、文字認識は画像の鮮明さや文字の向きによって読み取り精度が変わります。うまく読めない場合は、画面を拡大して再度スクリーンショットを撮る、明るい画像を使う、文字部分だけを切り抜くといった方法を試してください。
また、PDFやExcelなどのファイルを相手に送れず、翻訳以前に共有で止まっている場合は、LINEでファイルが送れない時の回避策を確認すると、リンク共有で解決できる場合があります。
この文字認識機能の手順を覚えておけば、通訳botが動かないトラブルに直面した際でも、相手を待たせる時間を短くできます。
トラブル解決!LINE翻訳に関するよくある質問 (FAQ)
これまで多数のスマホトラブルを解決してきた経験に基づき、LINE翻訳や言語設定でつまずきやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
iPhoneの「設定 > LINE」に言語が出ない場合はどうすればいいですか?
A
まずiPhoneの「言語と地域」に複数の言語が登録されているか確認してください。
言語が1つしか登録されていない場合、アプリ別の言語項目が見つけにくいことがあります。「設定 > 一般 > 言語と地域」から英語などを追加し、本体のメイン言語は日本語のままにしてから、再度「設定 > LINE」を確認しましょう。
グループトークから通訳botを退出させたら、相手にバレて気まずくなりませんか?
A
トーク上に退出に関する表示が出る場合があります。
ただし、翻訳を直すための整理であれば不自然ではありません。「翻訳botの動作確認のため、一度入れ直します」と一言添えれば、業務上の調整として伝わりやすくなります。
通訳botを複数入れると必ず壊れますか?
A
必ず壊れると断定はできませんが、管理が複雑になり、翻訳対象が分かりにくくなります。
英語・韓国語・中国語など複数の相手がいる場合は、トークを分けるか、必要な通訳botだけを使うほうが安全です。反応しない時は「@bye」で退出させ、必要なbotだけを再招待してください。
設定が面倒なので、LINEアプリを削除して初期化してもいいですか?
A
絶対に避けてください。アプリの削除は最終手段です。
事前の確実なバックアップなしに再インストールすると、過去の大切な顧客とのトーク履歴や写真データを失うおそれがあります。まずは言語設定、通訳botの再招待、文字認識機能の順番で安全に確認してください。
まとめ
LINEの翻訳機能が使えなくなったり、言語設定が見つからなかったりすると「スマートフォンを壊してしまった」とパニックになりがちです。しかし、原因は次のように整理できます。
- iPhoneではLINEアプリ内ではなく「設定 > LINE > 言語」から確認する
- 「言語」が出ない場合は、iPhone本体の「言語と地域」も確認する
- 通訳botが反応しない場合は、友だち追加・招待・退出・再招待を順番に見直す
- 今すぐ翻訳したい場合は、文字認識機能(OCR)を代替策として使う
前述の通り、アプリ削除はトーク履歴を失うリスクがあります。焦って初期化するのではなく、まずは設定、通訳bot、OCRの順番で確認しましょう。
もう焦る必要はありません。言葉の壁によるプレッシャーを減らし、お客様とのスムーズなコミュニケーションに自信を持って臨んでください。
本記事は、パニック状態でも安全にトラブルを解決できるよう、LINEヤフー株式会社が提供する公式仕様に基づいて執筆しています。
・LINEアプリの言語設定を変更できますか? | LINEヘルプセンター
・トークをより便利に利用するには? | LINEヘルプセンター
・LINEの通訳機能を利用する | LINEみんなの使い方ガイド



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